Saturday 16 July 2011

a long life


とある場所で、自己紹介を兼ねてデザインについて(主にファッションについて)文章を書いたので
それを載せておきたい。

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小さい頃から、家に帰ってから必ず工作やお絵描きや、ものづくりをすることが大好きな子でした。
それも、毎日幼いながらにも予定を立てて、これを作ってからあれをつくって・・・と
世界を膨らませていくのが楽しい子で、毎日毎日実験をして、変化を楽しんでいるような感じだったと思います。

それは今も変わってなくて、色々な手段を使っては自分の世界観を表現したいと思っています。
イラスト、ファッション、グラフィック、プロダクト、スペース。。。
平面から空間までをトータルで視野に入れてデザインすることが好きです。

最近考えていることは、新しいものをどんどん生み出し消費していくだけの社会に疑問を感じていて、
古いものや文化を大切に、それを工夫して現代社会に盛り込ませられないだろうか?ということです。
確かに人は新しいものが好きで、新しいものが生まれるからこそ発展していくこともあると思います。
ただ、古いものがデザインの力で新しいものと同等の価値観(人々が求めている価値)になったら?
それは既に古いものであり、「新しい概念」なのではないでしょうか。

この考えは常々自分の中に悶々とあったものですが、
特に私が強く感じるようになったきっかけがあります。
古着の交換会x-changeという活動を知って、その古着の交換会というイベントに友達と参加しました。
以下、ホームページからの抜粋。
『統計では、年間10kgの洋服を買い、9kgを捨てているという日本人。
服がもたらす環境への影響は、原材料の調達から廃棄も含め、想像以上に深刻です。
例えば自然派のイメージが強いコットン(綿)は、多くの衣類に採用されていますが、実は世界中で一番多く農薬を使って栽培されている植物です。』

そのとき、「10kg買って9kg捨ててるなんて、ほとんど捨ててるじゃん!」てショックだったのを覚えてます。それを一人だけやるならちょっと地球に悪いよね、くらいで済まされるかもしれませんが、
日本人ほぼ全員が日々それを実行していたら。。。もったいないですね。

学生時代、講義で、農薬を使用しながらコットンを栽培している妊婦さんについての話を聞きました。
コットンを栽培している人は仕事だから多くの時間農薬をあびることになります。
農薬を体内に吸い込んだ状態が継続すると、奇形児が生まれてしまう確率が高まるとか。
仕事なんだから仕方ないと割り切ってしまえばそれまでのものですが、
コットンが安価でほとんどの服がコットンでできている現状で、何か対策をすることはできないのでしょうか。




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こういうエコ的な話をものづくりをしてる友人に話したりすると
同意が得られる人もいれば、ちょっと難しい顔をされることもある。
やっぱり作りたいもの作りたいって気持ちはすごくよくわかる。
だから、かわいくて、デザインする側が全力で出し切ってて、なおかつ環境にやさしかったらよくない?と思うんです。難しいけど。
試して実験を重ねてそんな方向にもっていくものづくりをすれば、そういうバランスを保ったものができる気がする。